課題解決事例:給与制度の見直し事例|営業部門と間接部門の貢献度、給与への反映の方法を見直しバランスのとれた給与制度への改定が実施された事例

背景と課題

(背景)

  • 業種:コンサル業  
  • 従業員数:約10名  
  • 既存制度の課題:従業員の貢献度と給与が一致しておらず、特に売上に紐付かない間接業務の評価・反映が不明確であった。

 

(課題の内容)  

コンサル業を営むC社様では、個人の売上金額が重要視されており、売上に基づいた成果主義の色合いが強い給与制度が運用されていました。

成果に基づく給与制度ということで、「売上」という明確な基準があり一見すると公平な給与制度とも見えますが、人数が少しずつ増えていくことで、売上に直接関与しない間接業務を担当する社員が徐々に発生してきていました。

これらの売上に直接関与しない間接業務、または当期の売上に即時に関係しない将来の売上を作るための業務に従事すると、当期の個人売上が低迷し、年収が上がりにくくなるという課題がありました。

このため、従業員の貢献が適切に評価され、働きがいを持てる給与制度への見直しを希望されていました。

コントリビュート社会保険労務士法人の提案内容

(弊社の提案内容)  

コントリビュート社会保険労務士法人では、まず現行の給与制度を精査し、課題を具体的にリストアップしました。

その上で、貢献度をより正確に反映するための以下の見直し案をご提案しました。

 

 

  • 賞与支給方法の見直し: 貢献度に応じてメリハリをつけた賞与支給の方法を提案し、売上への直接貢献が評価される仕組みを導入

  • 諸手当の整備・追加: 間接業務を担うバックオフィス系の従業員にも貢献を評価するため、間接業務に対する諸手当の新設

 

  • 基本給の見直し: 基本給の支給基準を見直し、役割に応じた適切なバランスへ調整

事例における弊社のサポート内容

本件ではお客様がある程度基礎資料の作成等の準備を進めていただく形で、弊社はそのレビューを担当し、毎月のミーティングでディスカッションパートナーとして支援しました。

制度のリニューアルに向け、毎月1回のミーティングにてブレインストーミングを行い、制度設計に対する理解を深め、段階的に改革を進めていく支援を行いました。

また、過去の実績を基にした給与のシミュレーションを行い、各プランが与える影響について、最適な選択ができるよう議論を重ねました。

また、改定後に整備が必要な規程類のレビューについてもサポートを実施しました。

 

  • 月1回のミーティングによるディスカッション  
  • 作成資料のレビューにより、各改定案の妥当性の検証
  • 就業規則、賃金規程のレビュー

課題解決後の結果と事例のポイント

(課題解決後の結果)  

本事例では、お客様では次のような効果が得られました。

制度の見直しにより、C社様では売上に紐付かない業務についても貢献が適切に評価される体制が整いました。具体的には、バックオフィス系の従業員にも間接業務に対する貢献を諸手当でカバーできる仕組みが導入され、従業員のモチベーションが向上しました。

また、基本給と賞与の配分についてもチューニングを行ったことで、採用面において求職者にとっての条件が魅力的な給与水準へと変更されました。

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