課題解決事例：人事評価制度の見直し事例｜適切な人事評価制度で社員のモチベーション向上が図られた出版業での事例

（弊社の提案内容）  

この課題に対し、弊社では次のような改善策を提案しました。

１.人事評価基準、項目、レベル感の見直し  

現行の評価基準や評価項目について、社員が納得できる明確な基準を設定しました。これにより、評価が公平であることが社員にも伝わるようにしました。

 

２.人事評価結果と賃金との紐付け方法、昇給方法の見直し

評価結果と昇給を切り離し、評価自体が適正かつモチベーションにつながる形を目指しました。特に、人事評価に応じた承認文化を促進し、社員が自己成長を実感できる制度設計を行いました。

コントリビュート社会保険労務士法人では、B社様と連携し、制度リニューアルの支援を行いました。具体的には、以下の取り組みを実施しました。

 

• 月1回のミーティングによるディスカッション  

  制度のリニューアルを進めるにあたり、経営層や人事担当者との月次ミーティングを実施。評価制度の詳細について検討を重ね、現場の意見を反映しながら改定を進めました。

 

• 目標管理制度の目標管理シートのリニューアルサポート  

  社員の自己目標設定と達成度の可視化を支援するため、目標管理シートをリニューアルしました。これにより、社員一人ひとりの成長を促し、目標に向けた努力を正当に評価できる体制を整えました。

 

• 就業規則、賃金規程、人事評価規程の改定

  評価制度の見直しと共に、関連する規則や規程についても改定を行いました。これにより、改定後の人事評価制度が法的な整合性を持ちながら運営できるようにしました。

 

• 実際の人事評価の実務の回し方の手順書作成サポート  

  実務での評価運用をスムーズに行うため、手順書の作成をサポートしました。現場でも迷うことなく人事評価が行えるよう、具体的な手順を示しました。

（課題解決後の結果）  

今回の取り組みにより、B社様では次のような効果が得られました。

 

• 社員の適切な評価と承認文化の促進  

  評価結果と昇給を切り離したことで、評価そのものが適切に行われるようになり、社員の努力が正当に承認される文化が育ちました。その結果、社員からの不満が減少し、モチベーションが向上しました。

 

• 評価基準の整備と運用の安定化  

  形骸化していた評価制度が整備され、ルールに基づいた運用が可能になりました。社員に求められる具体的な行動が明確化され、経営層や上司も目標に沿った指導が行える体制が整いました。

 

• 会社のビジョンと一致した評価基準のリニューアル  

  新たに設定した評価基準により、B社がこれから目指す方向性に沿った社員育成が可能となり、経営ビジョンと人事評価制度との連携が強化されました。

コントリビュート社会保険労務士法人のサポートを受けたB社様では、人事評価制度の見直しによって、社員のモチベーション向上と承認文化の醸成に成功しました。

これからの会社のビジョンに合わせた評価基準の策定や、昇給方法の改善を通じて、社員一人ひとりの成長を促す人事評価制度へリニューアルをすることができました。

 

人事評価制度の見直しにお悩みの企業様は、ぜひ一度、当法人へご相談ください。